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無添加化粧品をオススメする理由
無添加化粧品って何?
基本的に、旧指定表示成分を含まない化粧品を「無添加化粧品」と表示できることになっています。
旧指定表示成分とは、アレルギーや接触刺激、皮膚毒性、発がん性など安全性に問題があるために、旧厚生省(現厚生労働省)が、1981年10月から2001年3月まで表示を義務付けていた102の化粧品成分です。
2001年4月薬事法の改定により、原則として化粧品に配合した全成分名称の表示が義務付けられ、「指定表示成分」の制度は廃止されましたが、現在でも、旧指定表示成分を含んでいなければ「無添加化粧品」を謳って良いようです。
無添加化粧品=安全な化粧品?
皮膚障害を引き起こす成分として一定の成分が指定されたのは20年以上も前のことで、その数もわずか102種類です。
化粧品の成分として使用されているものは、現在3万種類とも4万種類とも言われている中で、たった102の有害成分が配合されていないことが、化粧品の安全性の裏づけになるのでしょうか?
旧指定表示成分が配合されているにも関わらず「無添加化粧品」の名の下に、数多くの化粧品が販売されているのも現実ですが、それは論外として、旧指定表示成分さえ配合されていなければ、安全なのか?と問いたいのです。
指定表示成分が制定された1981年以降、新種の成分は開発されていますし、その安全性については、何か大きな社会問題にでもならない限り、追及する機関はありません。
いや…正確には、もちろん認可は必要ですから、発売前に成分を調査して認可する機関はあります。
ただ、よほど致命的なもの、万人に大きな影響を及ぼすと考えられるもの以外は、パスしてしまっている気がして、ちゃんと機能していないと、個人的には思っています。
つまり、安全な成分を使うかどうかは、「化粧品製造業者の良心に任せられている」というのが、現状ではないかと思うのです。
ですから、「無添加」という表示は、絶対的なものでなく、1つの参考程度に捉えられるのが良いのではないかと思います。私の見解は、すべての無添加化粧品が、必ずしも安全な化粧品とは言えないということです。
成分表示について
指定表示成分制度から全成分表示になったことで、困ったことがあります。
それは「指定表示成分」としての表示があれば、1つ1つの成分内容がわからなくても、少なからず肌に害の与える成分が配合されていることは把握できました。
ところが、全成分表示となると、何が有効成分で何が有害成分なのかは、成分の内容を理解していないと判断することが、できません。
おそらく、ほとんどの方は、そこに表示された成分が何たるかはもちろん、安全性に関する知識はお持ちでないでしょう。
その上、以前なら「指定表示成分」として表記しなければならなかったプロピレングリコールなどの有害成分を、そうとは記載せず他の有効成分に紛れて名称だけ表示されるため、「これは保湿成分です。」などといったセールストークが、まかり通ってしまい、ますます混乱するばかりです。
全成分表示は、「公開する」ということで、消費者に安心感を与える催眠術のようなものだと、思っています。堂々と公開するからには、滅多なものは使えないだろうという錯覚に陥ってしまうのでは?と、思います。
確かに特定の成分にアレルギーをお持ちの方などには、その製品にアレルゲンが含まれているかどうかのある程度の判断ができるとか、成分について豊富な知識をお持ちの方には、旧指定表示成分以外の有害成分も把握できるといった利点もありますが、成分内容の知識のないほとんどの消費者にとって、全成分表示は、あまり意味のないことであるばかりか、有害成分を、それと知らずに使ってしまう危険性を秘めていることを認識しなくてはいけません。
成分表示の見方
  1. 配合量の多い順に表示されています。
  2. 混合物は、混合されている成分ごとに分けて表示されています。
  3. 抽出物は、抽出された物質と抽出溶媒や希釈溶媒とに分けて、表示されています。
  4. キャリーオーバー成分(配合されている成分に付随する成分で、製品中にはその効果が発揮されるだけの量が含まれていないもの)は、表示されていません。
  5. 香料は「香料」とだけしか、表示されていない場合が多いです。
注)4と5のキャリーオーバー成分と香料については、成分表示からはその内容が把握できないため、特に特定の成分にアレルギーをお持ちの方は、その中にアレルゲンとなる成分が含まれている場合、たとえ微量でもアレルギーを引き起こす可能性があります。
一般的な化粧品の中身は何?
戦後、普及し出したばかりの化粧品は、今から思えば粗悪品ばかりでした。
当時、戦前に比べて皮膚トラブルの件数が、一気に50倍にも膨れ上がったと聞いています。それは、申告された数ですから、実際はもっと多かったと思います。
多くの化粧品は、鉱物油を使用し、殺菌剤・防腐剤・乳化剤・湿潤剤・香料などに、危険な化学薬品をふんだんに使用していました。
食品には禁止されている成分が、口紅の成分として認められていた事実もあるようです。
どうして、そんな危険な製品を作ったの?と、問いたいですよね。
たぶん、安価であることが第一の理由ではないでしょうか。
皮膚に対してどれだの弊害があるかは、二の次にされてしまったのではないかと思います。
鉱物油は、安価で加工がしやすく、そして一時的に皮膚表面を艶やかにするにはもってこいですし、コストを下げる大量生産や、その大量生産した製品の品質を落とさず、いつまでも、とにかく売れるまでの長期間、店頭に並べておくために殺菌剤や防腐剤は必要不可欠です。
乳化や湿潤も、化学薬品ならお手軽に取り入れられるし、いい匂いは好まれるので、香料はイメージアップに入れておくといった感じでは、ないでしょうか。
皮膚を美しくするというコンセプトで作られなければならないものが、商売上の単なる商品として取り扱われていたのだと思います。
消費者のためではなく、製造者側の一方的な都合や利益のためですね。
それは、昔の話しでしょ?って
…いえいえ、化粧品による皮膚トラブルが問題となって、成分の内容は改善されているものの、量販される化粧品には、相変わらず合成界面活性剤(乳化剤)や防腐剤、酸化防止剤などは、使われています。
「商売上の単なる商品」という考え方が、思い直されているとは、思えません。
シミや肌荒れなどの化粧品によるトラブルが後を絶たないのは、本質的な改善がされていない証拠です。
その背景には、安くて、かわいくて、いい香りのする化粧品を求める=化粧品の本質よりも、パッケージとか容器の美しさや製品イメージの華々しさなどに流れがちな消費者の存在があることも、否めません。
合成化学薬品を練り合わせた安価な化粧品を、ちょっとオシャレな容器に入れて、有名タレントなどを起用してCMをかけたり、コンビニのレジ横に置けば、どんどん売れる…だからいつまで経ってもなくならない、そんな構図も見え隠れしています。
もちろん、市販品の全てが悪いわけでは、ありません。良い商品もあれば、悪い商品もあります。
大切なのは、消費者が、それを見極める目を持つことです。
化粧品のセールストーク
化粧品の製造元となるには製造業者としての厚生労働省の認可が必要ですが、販売に関しては自由販売です。
そして、セールストークは製造元ではなく、販売業者や並行輸入業者といった販売元が行います。
製造元にはPL法による製造者責任が重くのしかかってくるため、慎重になるはずで、軽率な表現はできません。
しかし、一部の販売業者によって、オーバートークが繰り広げられているのが現実です。
たとえば、先にも少し触れましたが、「プロピレングリコール」などの湿潤剤を「保湿成分」と偽るのは、よくあるケースです。
実は、保湿成分どころか、合成洗剤に使われているのと同じ合成界面活性剤です。
他にも
  • 鉱物油も、しっかり精製してあれば、天然油より、むしろ安全
  • パラベンを配合しない化粧品は違法である
  • 基礎化粧品はセットで使わなければ意味がない
  • 若いうちからお手入れをしないと、早く老化する
  • ローションは、コットンでつけなければ浸透しない
などというのは、実際に行われているセールストークの例です。
先の3つは、安全性を懸念する消費者にウソの情報を与えて安心させるため、後の3つは、より多くの商品を、より早いサイクルで消費させて、購入サイクルを早めるためです。
こういったセールストークの内容は、売上に囚われた心無い販売者が、ただ売れさえすれば良いという観念で、個人的にでまかせを言う場合もありますが、水面下でメーカーが「販売指導」をしていることも多く、販売者もそう信じ込んでいて、悪意というより、むしろ誠意でトークしている場合もあります。
消費者側にも、ある程度の知識と、疑問を持ったら製造業者に直接問い合わせるなどの慎重さが必要かもしれませんね。

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